赤ちゃんと僕


原作:羅川真理茂

掲載誌:花とゆめ(白泉社)

連載期間:1991年11号-1997年14号

累計発行部数:1770万部(全18巻)

概要

 ベテラン漫画家、羅川真理茂のデビュー作。少女漫画誌に掲載されていているにも関わらず、家族愛を中心に描かれた名作。もちろん、ちょっとした恋の話もあるのだが、主人公が小学生なのでなんとも淡い恋というか、幼い恋というか、見ていてあったかい気持ちになるようなものがほとんど。と、見せかけて、主人公の父親と母親の過去話の時は一気に大人な恋モードに突入し、幼い自分には当時なんともよくわからなかったなあという印象が残る。つまり、非常に読者のふり幅の広い作品でもある。

ストーリー

 赤ちゃんと僕というタイトルの通り、母親を交通事故で突然無くした、主人公である榎木拓也とまだ、1歳ちょっとの弟榎木実との兄弟愛が中心に描かれる。まだ甘えたい時期の小学生の拓也が急に兄として、母の代わりとしてしっかりとしていかなくてならなくなり、それを受け止め明るくしっかりと生きるも、時には抱えきれなくなり、涙することもあって、もう見ていて本当に胸が苦しくなる。でも、とても暖かくて、優しい作品。
 主人公を取り巻くお友達や保育園の仲間たちもそれぞれが個性的で魅力的で、すべてがかみ合い本当に楽しい。感動する話も多いのだが、基本的にはコメディとして捉えた方がいいのかもしれない。各エピソード最終的には泣いちゃいそうになる話が多いのだが、まあ笑えるシーンの方が多いのかな。

魅力1:榎木実が可愛すぎる

 赤ちゃん役の榎木実がもう可愛いのなんのって。ここまでかわいい赤ちゃんっているのってくらい可愛い。ただ、作者がデビュー作っていうだけあって、序盤はそこまで可愛くないの。徐々に画力が上がっていくことで可愛さがどんどん神がかり、もうこんな弟欲しいよ~ってなる。しかもこんなに可愛いのにパパは高身長のイケメンなので将来はなかなかの女ったらしになるんだろうなあなんて思ったりもする。

魅力2:藤井昭宏がかっこよすぎる

 もう、なんなの!?藤井君何なの!?っていうぐらいカッコいい。当時小学生だった自分はたぶん恋してたんだと思っている。っていうか、もう憧れ。色々とがさつなように見えて、気遣いができるし、スポーツ万能、勉強もそこそこできる。そして兄弟が多くて、父親と母親は作家でなんだかエリート感もあるっていうもうまさに完璧。今はやりのツーブロックを先どった髪型もグッド。

魅力3:とにかく涙が止まらない

 最終回のエピソードとか、何度読んでも、読むたびに号泣。最終回だけでなく、もう、号泣する回がいくつもある。そして、すっきりできる。ここまで泣ける漫画はこれしかないと思う。っていうか、別に泣かせに来てるわけじゃないの。ただただ、魅力的な登場人物たちの心情を丁寧に描き切った結果泣けてしまうっていうね。もう本当にすばらしいよ。

おすすめ度:100点

 はい、こちらも100点でございます。しばらくは100点の作品しか紹介しないと思う。個人的に少女漫画部門で燦然と輝き続ける第1位。もう、これを読まずして、何を読むんだっていう感じである。さすが、少女漫画としては破格の1冊あたり100万部を超す発行部数を記録したことだけはあるという作品だ。是非読んで!



※画像はamazon.co.jpより引用


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