幽遊白書(幽☆遊☆白書)


作者:冨樫義博

掲載誌:週刊少年ジャンプ(集英社)

連載期間:1990年51号-1994年32号

累計発行部数:4900万部(全19巻)

 

概要

 熱狂的なファンを多く持つ富樫義博のジャンプ連載デビュー作。わずか19巻で連載終了しているものの5,000万部近い発行部数を誇る驚異的作品。
 
 人気が非常に高い時期に連載を終了させたということで、編集部との確執が、作品の完結の仕方や、コミック最終19巻の薄さ(おまけのイラストも大量にのり、なんとかページを埋めている)、富樫自身、自分のわがままで止めたと語っていることから推察できる。富樫の連載している時期はジャンプが歴代最高の653万部を記録する時期にも近く、相当編集部の力が強かったと思われる。
 といいつつも、現在もなお、ジャンプで連載しているので推察の域を出ない。(単に富樫の力が大きくなりすぎたともいえる)

 人気が爆発したのはバトルが本格化し始めたことであるが、序盤の泣ける1話完結型の時期のファンも多い。 

 フジテレビ系列でアニメ化され、テレビゲーム、カードゲーム、映画化とメディアミックス展開された。

 登場人物では蔵馬と飛影が女性読者から高い人気を得て、腐女子、夢女子を量産したとも言われている。
 

 

ストーリー

 主人公の浦飯幽助とその仲間たちの活躍を描く冒険バトル漫画。主人公が死亡するところから物語が始まり、生き返る試練を受けることになる。その生き返るまでの話が非常に目頭が熱くなる話が多く、ある意味富樫が描きたいものが詰まっていたのではないかと思う。

 その後バトルが本格化し、倒しては強い敵が現れるという展開に突入。最終的には魔界にまで乗り込みバトルが展開。ややグロテスクな描写も描かれる。



 

魅力1:敵キャラが素晴らしい

 

 まず、序盤で登場する敵キャラ、蔵馬と飛影は後々仲間として活躍し、幽助をしのぐ人気になるのだが、それだけでなく、戸愚呂兄弟、烏、陣、仙水、躯などなど、本当に個性的で、バックボーンも深く非常に魅力的な敵キャラがあふれる。そういったキャラのことを好きになってしまうと、死んで退場に心を痛めることになる。
 それぞれを主人公に据えたスピンオフなんかを書いたとしても人気が出るはずだが、富樫は絶対にやらないと思う。ちなみに蔵馬と飛影が初めてであったシーンを描いたスピンオフは編集部に無理やり描かされ非常に腹立たしかったとのこと。
 ちなみに私が一番好きなキャラは蔵馬。

 

魅力2:ちゃんとしてる

 なにがちゃんとしてるかっていうと、強さや行動の理由。ネタバレになるので詳しくは書かないが、強い人にはそれなりの背景がきちんとあり、戦いにのぞむ理由や、そうした行動をとってしまった理由、すべてに納得できる。そういう背景がしっかりしているから、どんどん感情移入していって敵キャラ問わずその魅力に圧倒されてしまう。
 また、終盤はハンターハンターの念能力に通じる、力だけでは圧倒できない能力バトルみたいなものもあり、読み応えも十分。
 

 

魅力3:もっと読みたかった

 前述の理由もあって唐突に終わってしまうのだが、個人的には終盤にどんどん出てきた新キャラの戦いももっと見たかった。すべてが繰り返しになったとしても、絶対面白いし、まだまだ読みたかった。といった不完全燃焼な終わりをすることで、何とも言えない余韻が残り、なんとなく、彼らの今後を勝手に想像するすることができ、楽しい。もちろん最終話はそれぞれの未来につながるような話で終わるのだけど、それ以上に読み手側が自由に想像して良い様な、むしろ彼らの人生はこれからが本番なんだなって思えるような前向きな気持ちになれる。

 

おすすめ度:100点

 読みましょう。19巻だし、バトルも多いので、1日で読める。ただ、一日で読むのはもったいないので、できれば時間をかけて読んでほしい(*’▽’)ちなみに序盤はハンカチ必須。

 

※画像はamazon.co.jpより引用


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