作者:藤崎竜
掲載誌:週刊少年ジャンプ(集英社)
連載期間:1996年28号-2000年47号
累計発行部数:2200万部(全23巻)
概要
安能務訳の講談社文庫版『封神演義』に基づいているが、完全に新しい解釈、ギャグをふんだんに含んだ別物というか、もはや完全オリジナル作品。
いまではなかなか見なくなってきた長髪美形イケメンの楊戩や、新しい主人公像かと思いきや、やっぱり超カッコいい少年漫画の主人公要素もある太公望、まじクロムハーツ神な王天君など、洒落乙なキャラが多数登場する、中国の殷の時代を舞台にした仙人たちによる戦いを描いた歴史超大作。
全23巻とコンパクトななかに魅力的なキャラが凝縮された名作。熱狂的なファンも多い。藤崎竜という天才漫画家の代表作。
2017年再アニメ化が決定した。
ストーリー
中国最古の王朝・殷。名君であった第30代皇帝・紂王は仙女・妲己に誘惑され、国は悪しき仙人たちによって支配された。成す術のない人間たちの事態を重く見た仙人界は、妲己たちを封印する「封神計画」の発動を決意。「仙道のいない真の人間界をつくる」壮大な計画を託された道士・太公望は仲間と共に過酷な戦いへと挑む!
-集英社コミック文庫封神演義HPより引用
魅力1:圧倒的ビジュアル
キャラクターデザインが秀逸。フジリューファンが数多く生まれる要因になったのがまさにこれ。序盤からその才能は目を見張るものがあったが、終盤に向けその才能が完全に開花。王天君は当時全盛だったビジュアル系バンドのような風貌。黒夢の清春さん好きにとってはどことなく似た雰囲気を感じて好きだった。ただし、少年漫画であの全身クロムハーツにピアスガンガン空いてますみたいなキャラデザは異様だった気もする。
もちろん、その他のキャラも素晴らしくて、王道なイケメンもいるし、体育会系のさわやかくんもいるし、敵役ヒロインの妲己は美しいし、もう、完璧。
カラー原稿の塗りもキレイ。完全版などではさらに磨きのかかった彩色デザイン能力を感じることができる。
あ、あと、ムーミンのようなカバのようなマスコットキャラも可愛い。ちなみに私が一番好きなキャラは哪吒。
魅力2:圧倒的世界観
中国の殷の時代の王朝が舞台なんだけど、なんだか最終的には地球全体、宇宙にまで話が飛躍し、その壮大なスケール感に圧倒され、もう、これどうやって解決するのーって感じであたふたしてしまう。この壮大な問題と戦っている主人公たちを見ていると自分たちの抱えている問題がいかに小さいことかと思えて、心が少し安らぐ。哲学的な概念も出てきて、少年たちの哲学入門にもなりうる。
魅力3:圧倒的宝貝
作中には仙人しか使用できない武器である多種多様な宝貝が登場し、物語を彩るとともに物語の核心を突くものでもある。いわゆる能力バトル的な要素ではあるが、他人がその能力を使用することももちろんできるわけで、展開の幅が広くなる。
圧倒的な能力を秘めた宝貝をどう対処するかという謎解きのわくわく感を演出している。個人的にはなんだかんだ主人公の初期装備、黒板の差し棒のような打神鞭が好き。
おすすめ度:100点
また100点。これを読めばあなたもフジリューワールドの虜になること間違いなし。
※画像はamazon.co.jpより引用